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6年生:「好き」を蓄積する

 遠く弥彦山が赤く染まっています。

 キャリア教育の一環として海上保安庁の方が2名おいでくださって、6年生に話をしてくださいました。海上保安庁のお仕事は、日本の海や空の安全を守ることです。

 凜々しいオレンジ色のユニフォームの女性パイロットの方は、「空を飛ぶこと」がとても楽しいというお話をしてくださいました。小学校・中学校・高等学校……長い学生時代に、ぜひ、自分が何を好きかを見つけてほしいと、「好き」を蓄積して将来を考え、好きなことを仕事にしてそれが誰かのためになるなら最高だと教えてくださいました。

 子どもは、毎日の学校生活で、「本を読むのが好き」とか、「ぱっと答えを出すのが合ってる」などなど、好きな要素を見つけて将来につなげていこうと考えていました。

2024年11月19日

CS学校運営協議会②

 大形小学校の子どもと学校のこととを一緒に考えてくださるCS(コミュニティースクール)の第二回目の会が行われました。

 最初に、学校教育ビジョンと学校評価アンケートの説明をし、全体的に数値の上昇が見られることを報告しました。「ICTについて」・「地域愛について」・「褒められてうれしい」の数値が特に高いこと。「家庭学習の習慣」・「読書へのとりくみ」についての数値が低いことを説明し、このたびの会の問題提起をしました。

 授業参観の後、「こんな子どもになってほしい」というファシリテーションを校長から提案しました。「~さん素敵ですね。」と伝え合うアイスブレーキングから始まり、二つのグループで、話し合いました。共通して、「大形小学校の子どもは、子どもらしい。」という肯定的評価と、「挨拶」や「善悪の判断」については、よい部分と悪い部分との二面性があるという課題が見られました。委員の方々の中には、大形出身でない方もいらっしゃるのですが、「大形に来てよかった。」と思うことしきりだそうです。子どもたちが、「大形でよかった。」と思うためには、大人が地元を好きになること、大人同士(保護者同士も含めてということです。)のかかわりが必要だということでした。そして、子どもに憧れられる人になろうという意見が出ました。私たちも、よい背中を見せていこうと思います。「これから、子どもの成長のために、自分たちができることをしていこう。」と確認し合いました。

2024年11月11日

避難訓練②

 今日は、気温が一桁でした。寒くなりました。1枚脱ぎ着できるものを持たせていただけるとありがたい季節になりました。

 本日の4時間目に、大形小学校の近くで火事が起きたという設定で、体育館に避難する訓練をしました。東階段で火事が起きた設定なので、東階段を使わずに、北階段と中央階段とを使って避難しました。「どこからどこへ避難する」ということを理解し、700名の子どもが怪我なく避難することができました。けれども、階段や合流地点が混むので、「よく聴いて考えて動くこと」が大切だと学びました。

 6年生がしっかり口元をマスクやハンカチで押さえて、避難してきているのを観て、煙の恐さも改めて学びました。頭をまもるための赤白帽子の必要も確認しました。どうぞ、子どもの命を守るために、毎日「マスク」・「赤白帽子」・「ハンカチ」があるかどうか、声がけをお願いします。

2024年11月07日

6年生:税関教室

 大形小学校も紅葉し始めました。

 6年生が、キャリア教育の一環として、「税関教室」を行いました。

 税関の仕事は、財務省の管轄で、全国で10000人も働いているそうです。「税」は、輸入品の収入や国内生産を守る、「関」は、法律で禁止されているものを持ち込まれないようにする、国を守っているお仕事です。この度は、税関職員のみなさま7名と、麻薬探知犬のラブラドールレトリバー2頭がおいでくださいました。

 最近は、「麻薬」などという言葉が青少年の口にも上るようになりました。麻薬のような薬も、「市販薬」としてネットで売られているという実態もあります。法律で禁止されているのですが、軽い気持ちで摂取してしまい、「幻覚・幻聴」、「手足のふるえ」などの症状が出ます。そして、壊れた脳はもとには戻りません。誰に誘われても絶対にやらない、断る勇気をもとうと教えてもらいました。

 税関では、麻薬を持ち込ませないために、「税関検査」を行っています。「税関検査」を体験させてもらいました。「お客さんに『開けていいよ』と言ってもらって、トランクを開けさせて、8分で麻薬のようなものを見つける。」という体験です。何とかコミュニケーション能力を駆使して、トランクを開けてもらい、靴の中から、鞄のポケットまで、確認しても、発見は難しかったです。それなのに、年間2トンも日本に麻薬が持ち込まれているのだそうです。これを確実に見つてくれるのが麻薬探知犬です。犬は、「グッドボーイ!!」と言ってもらえるように、一生懸命麻薬のようなものを探していました。

 子どもたちは、トランクを開けさせるのも、犬に仕事をしてもらうのにも、イラッとしない寛容な「コミュニケーション」が大事なのだと感じたようです。

2024年11月05日

4年生:スマホの時間 わたしは何を失うか

 朝晩寒くなりました。

 養護教諭が、4年生を対象に各学級で保健指導をしています。これからの時代、メディアはもう子どもたちには切り離せないものになっています。けれども、ネットで不特定多数の人とつながることができるということをきかっけに、事件に巻き込まれる子どもが後を絶ちません。子どもたちが、自分自身で考えてメディアと上手くつきあえるようにと、私たちは願って学習を進めています。

 今回の授業では、まず、スマホの「よいところ」と「わるいところ」を子どもと考えました。子どもからは、「おもしろい」・「調べられる」・「人とつながれる」などという実感のともなった「よいところ」が出てきました。同様に、「視力が下がる」・「寝不足になる」・「姿勢が悪くなる」など、想像力も働かせながら「わるいとこころ」があげられました。子どもからは、「ゲームのやりすぎは、依存症になる。」などという話も出てきました。「やりすぎると、やめられない!!」という実感からでしょう。

 では、「メディアを健康的に使うにはどうしたらよいか」ということで、グループで話し合いました。「目」・「体力」・「生活リズム」・「依存症」の観点で考え合いました。すると、「ゲームは時間を決めてやる。」・「ゲームばかりしないで、体を動かす遊びもする。」・「寝る前や長時間はやらない。」などという意見が出てきました。子どもたちは、このことを踏まえて、これまでの自分のことを振り返り、どうしていくかをそれぞれが考え書きました。ぜひ、お家で話題にしてください。

 ゲームやSNSがしたくて学校に来られなくなったり、夜中にネット上で友だちとゲームをして昼夜逆転してしまったり、注意する保護者に暴力をしてしまうようになったりする事案が見られるようになりました。LINEやTikTokやYouTubeなどのSNSは、13歳以下の子どもはしてはいけないことが各サイトの利用規程で決められています。そして、それを知っている保護者は40%だそうです。抜き差しならなくなる前に、自分をコントロールする力を、一人一人の子どもつけてやりたいものです。

 

2024年10月30日
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