大形小学校も紅葉し始めました。
6年生が、キャリア教育の一環として、「税関教室」を行いました。
税関の仕事は、財務省の管轄で、全国で10000人も働いているそうです。「税」は、輸入品の収入や国内生産を守る、「関」は、法律で禁止されているものを持ち込まれないようにする、国を守っているお仕事です。この度は、税関職員のみなさま7名と、麻薬探知犬のラブラドールレトリバー2頭がおいでくださいました。
最近は、「麻薬」などという言葉が青少年の口にも上るようになりました。麻薬のような薬も、「市販薬」としてネットで売られているという実態もあります。法律で禁止されているのですが、軽い気持ちで摂取してしまい、「幻覚・幻聴」、「手足のふるえ」などの症状が出ます。そして、壊れた脳はもとには戻りません。誰に誘われても絶対にやらない、断る勇気をもとうと教えてもらいました。
税関では、麻薬を持ち込ませないために、「税関検査」を行っています。「税関検査」を体験させてもらいました。「お客さんに『開けていいよ』と言ってもらって、トランクを開けさせて、8分で麻薬のようなものを見つける。」という体験です。何とかコミュニケーション能力を駆使して、トランクを開けてもらい、靴の中から、鞄のポケットまで、確認しても、発見は難しかったです。それなのに、年間2トンも日本に麻薬が持ち込まれているのだそうです。これを確実に見つてくれるのが麻薬探知犬です。犬は、「グッドボーイ!!」と言ってもらえるように、一生懸命麻薬のようなものを探していました。
子どもたちは、トランクを開けさせるのも、犬に仕事をしてもらうのにも、イラッとしない寛容な「コミュニケーション」が大事なのだと感じたようです。