4年生:不自由だけれど……

 4年生が、ハーネスの会の方おふたりと盲導犬マーベルを迎え、「目が不自由なこと」は、どんな感じか、そのことによりどんな思いをもっているのかをお聴きしました。

 子どもたちは、最初、マーベルが、英語の指示を受け、それに従ったり、マーベルが時や場を読んで知らせたりする姿に驚いていました。また、携帯のアプリの中には、カメラにその場を映すとその状況を音声で説明してくれるものがあるので、みんなびっくりしていました。「今、ここは、小学校の体場館のような広い場所です。小学生だと思われる子どもが、整然と並んでいます。あまり動かないことから、よく聴いていると推測されます……。」といった具合です。

 最初に、視力を失った時、これまでの家電を使うことができなくなり、苦労されたそうですが、電子レンジについている点字などで、今は、ほとんどこれまでと同じように生活できるそうです。このように、機械や盲導犬に助けられているけれども、それでも困ったことはあるそうで、盲導犬を連れたり、白杖を持ったりしている人が困っている様子を見つけたら、声を掛けてほしいとのことでした。

 子どもたちは、「自分たちにできること」という意識をさらに、強くもちました。

 その後、目陽会の5名のみなさまから、二日に渡って点字を各クラスで教えていただきました。子どもたちは、自分の名字や、お話を聞かせていただいたハーネスの会の方へのお礼の手紙を打ちました。右から左に打つのは、ひっくり返して、視覚障がいの方に読んでもらうためにです。子どもたちは、これまでの認識を更新しています。

2024年07月08日