4年生:わかるように優しく言ってくれれば症状はゆっくり進みます
今日は、霧雨です。
包括支援センターサポーターキャラバン事務局様から派遣していただいた、さまざまなお仕事をおもちの認知症サポーターのみなさまが8名来校してくださり、4年生の総合の「福祉」学習の一環として、「認知症サポート」について考えました。
まず、認知症とは、時や場所や食べたことなどを忘れていまう脳が働かなくなる病気で、それにともない、自分に自信がもてなくなったり、元気がなくなったりするケースがあることを学びました。認知症は、発症したら治りません。しかし、「わかるように優しく言ってくれれば症状はゆっくり進む」ということを教えてもらいました。
では、どうしたらよいか?!食べたことを忘れたケースで、子どもたちは、グループで考え合いました。「大丈夫だよ。」って言ってあげる。「じゃあ、デザートでも食べようか。」と提案する。食べたことがわかるように、食べ終わった皿を見せてあげる。写真に撮ってあげる。……子どもたちは、「覚えられない」・「すぐ忘れてしまう」ということをまったく責めずに、どうしたら困っている方の力になれるか考えていました。
認知症サポーター講座を受けたので、4年生は「オレンジリング」をもらいました。本日持ち帰ります。これを見ただけで、認知症の方の中には、「助けてくれる人がいる」と安心する方も居るそうです。ご家庭で話し合っていただければ幸いです。いつか来た道、いつか行く道です。