6年生:みんな笑顔になる
今朝は、霙です。寒さを吹き飛ばすように、家庭科室から、いい匂いがしてきました。
6年生が、家庭科の学習で、TVでおなじみの「鍵冨 茂」先生をお迎えし、「和風だし講座」の出前授業を受けました。
昆布は水から、鰹節は沸騰してから入れてだしを取ること、その「一番のあわせだし」は、「自然と笑顔になる味」であることを五感を使って教えてもらいました。
昆布だしは舌の脇の方が「うま味」を感じ、「合わせだし」は舌の前の方にも「うま味」を感じ、子どもは、「匂い」や「色の濃淡」や「こうばしいうま味」にうなっていました。また、「水」に調味料を入れた「小松菜のおひたし」と、「合わせだし」に調味料を入れた「小松菜のおひたし」を食べ比べ、その劇的な変化に驚いていました。「水」だけだと、素材の美味しさはするけれども、「合わせだし」だと、素材の美味しさを何倍も引き立てるということを実感しました。まさに、「料亭の味」です。「お家の人にも食べさせたい!!」と言っていました。
最後に、講師先生から、「『和食』が無形文化財になって11年経つが、これは、『和食』が絶滅しそうだということを表している。ぜひ、『和食』を継承していってほしい。」と願いをたくされました。子どもたちは、このことに正対して、冬休み中にだしをとるかもしれません。ぜひ、おつきあいのほどをお願いいたします。